会計を分ける方法 投稿者:
西 文雄 投稿日:2001/06/07(Thu) 08:44:00
No.410
精神障害者の家族会「特定非営利活動法人鹿角親交会」です。
助成金で小規模作業所とグループホームを運営していますが、秋に助成金が振り込まれるまでの半年間の経費をつなぐために、運営資金を持っています。更に寄付を募り運営資金を増額したいと思います。この資金を会費・助成金収入による会計と分けて処理をしたいと考えていますが、その方法を教えてください。
理事会主導型の定款を補足するために、新しく作る規約には次のように取り決める予定です。
第25条 この会の会計は一般会計と特別会計とする。
・ 特別会計は特定の収入を持って特定の支出に充て、一般会計と区分して経理し、総会に報告するものとする。
よろしくお願いします。
Re: 会計を分ける方法 投稿者:
公認会計士・赤塚和俊 投稿日:2001/06/11(Mon) 14:09:00
No.411
西さん
一般会計と特別会計を分ける方法には大きく分けて二つの方法が
あります。一つは現金や預金も完全に区別して別の帳簿を作るや
り方です。もう一つは現金や預金は分けずに収入と支出だけその
関係がわかるような勘定科目を設けて帳簿上だけで管理する方法
です。
前者の完全に分けてしまうやり方は、大規模に収益事業を行って
いるような場合以外はあまりお勧めできません。何日か前の質問
にもあったように、現金や預金まで分けてしまうと会計間のお金
のやり取りが発生して経理処理が面倒になるからです。
通常は後者の方が簡便でいいと思うのですが、収支の勘定科目の
区別だけで処理するのであれば特別会計を設ける必然性があるの
だろうかという疑問があります。
複数の事業を行うような場合であれば特別会計を設けた方がわか
りやすいようなケースもあるかもしれませんが、西さんのケース
では、寄付金の受け入れに関するものを分離するということです
ので、あえて特別会計にしなくてもいいような気がします。
総会に報告するのは寄付金の種類とその金額くらいで十分なので
はないですか。私の回答が見当違いであればまた投稿して下さい。
公認会計士・赤塚和俊