NPOWEB

はじめまして。
いつも、参考にさせていただいています。

市からの助成金を受けて福祉系のNPO法人を運営しています。
助成金によって、必要な減価償却資産を購入しました。
以前に、償却資産の申告書が郵送されてきたので、
記入方法に従って申告書を作成し提出しました。

今週になって、固定資産税（償却資産）の納付書が送られてきたのですが、
助成金で購入した資産に課税され、納税するということに矛盾を感じています。

助成金をいただいているので、理事会で話し合い、
会員のつてなどを利用して出費を抑え安いものを購入しているのですが、
税金（助成金）を税金（固定資産税）として納付することに納得がいかない理事さんがいます。

助成金で購入した資産への課税を免除・減額していただくような手続きはないのでしょうか？

納税したくない というわけではありません。
今年度の予算書を作成し助成金の交付申請をする時期になったのですが、
自助努力により、助成金申請額を少しでも減らしていこうと考えているので、
償却資産課税の免除などを受けられれば、その分助成金の申請額を減らすことができる。
と考えているからです。

免除の手続きなどがあるのでしたら、教えていただきたいと思いまして投稿しました。

よろしくお願いします。

ありさんさん

福祉系のNPO法人に関して固定資産税や自動車税等の減免をしている
自治体はあります。これらは地方税法に規定されているわけではなく、ほ
とんどは、自治体の条例の「公益に必要な場合は減免することができる」
といった一般規定に基づいて首長等の判断で実施されているものです。

つまり、自治体の裁量に委ねられているということですから、ありさんの
ケースも事情を訴えることによって減免を実現できる可能性はあると思い
ます。その場合には、単独で訴えるよりも同じ問題を抱えるNPO法人に呼
びかけて一団体の問題ではないことを強調した方がいいと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　公認会計士・赤塚和俊