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都に申請相談で言われたこと 投稿者:新参者 投稿日:2001/08/10(Fri) 12:45:00 No.481
三回目の新参者です。いつもお世話になっています。
昨日、東京都に申請相談に行ってきました。(約1ヶ月待たされて)
「宣誓書」を代表の分しか用意していなかったなど、こちらの不備も多く参りました。
それ以外に、
1.シーズさんの「理事会主導型」をモデルにした定款に対してメタクソにチェックを入れ
られました。まるで東京都のガイドブックに沿ってれば良いのだ、余計なことはするな、
と言わんばかりです。とりわけ「この定款に定めるほか、別に定める規則」という言い方
に対しては、「ならばその規則を示して」という感じです。
最近こうなったのでしょうか?対応する人によって違うのでしょうか?取りあえず従った
方が良いのでしょうか?
2.あと、「事業計画」に対しても、私どもは「住宅改善事業」をメインにしているのです
が、「一般の施工会社・リフォーム店とどこがどう違うのか?なぜNPOでやらなければ
ならないのか?それが『設立主旨書』では分りやすく書かれていない」とまで言われまし
た。ここまで言われるのか、とショックを受けました。
ボランティアでやるわけじゃないから、同じように収益はあげますが、手すり一つとって
みてもただ言われた通りに付ければ良いわけじゃなく、本人のQOLの向上にしっかり結
びつくよう私達は福祉と建築の専門領域を総合して対応しようとしていますし、その成果
(バリアフリー評価基準といったもの)を蓄積し、それをホームページなどで情報として
公開し、もってトータルな住環境整備のレベルアップに寄与しようと考えているのです。
悔しいったらありませんが、要するに、そのようなことを具体的に『主旨書』に載せなけ
ば、認証は下りない、ということでしょうか。
3.最後に、認証がおりて登記に至る際、ふつうお金はどのくらい用意しておけば良いので
しょうか。
Re: 都に申請相談で言われたこと 投稿者:シーズ・轟木 洋子 投稿日:2001/08/10(Fri) 17:28:00 No.482
新参者さま

ご投稿ありがとうございます。

どうも、所轄庁の中には、分を超えて過度に介入・干渉してくるところがあるようで、
とまどい、または怒っているNPOの方々から、しばしば連絡を受けています。

しかし、NPOがすべきことは、基本的には法律にはきちんと従いつつ、それ以外の
ことは自分たちで決める、ということです。所轄庁の助言を受け入れなくても、法律
に従っていれば認証されるしくみですし、実際にそうやって認証を受けている団体が
あります。

では、お尋ねの順にお答えしていきます。

1.東京都が、新参者さんの定款のどこに修正を入れたのかわかりませんので、なん
とも言えませんが、基本的にはNPO法やその他の法律に従っていれば、定款をどう
作るかは自由です。「別の規則」についてですが、入会に関する規則に関しては、社
員の資格の得喪に関して不当な条件を付してはいけませんから、これは示す必要があ
ります。しかし、その他の理事会の運営に関するものなどについては、示す必要はあ
りません。もし、求められたとすれば、過度な干渉です。

2.設立趣旨書も、どのような書き方にするかは自由です。ただ、気を付けなければ
ならないのは、その団体が特定非営利活動を行うということが分かるようなものにす
るということです。つまり、設立趣旨書を読めば、不特定多数の利益の増進のための
活動であり、NPO法の12分野に関連していて、社会に貢献するものだ、というこ
とがわかるということです。あとは、詩の形式で書いても良いし、呼びかけ調でも問
題ありません。

3.NPO法人の認証、また登記において、全部自分たちで手続きをされるのでした
ら、お金はかかりません。もちろん、印鑑証明を取るなどの若干のお金はいりますが、
用意するという程ではありません。

以上、ぜひとも今後もがんばってください。

シーズ事務局・轟木 洋子

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