NPOWEB

初めまして橋本と申します。
最近無事NPOとしての認証をもらいまして、活動の開始を予定しておるのですが
たまたまご好意にしていただいている企業さんから活動資金を融資してもらえる
ことになりました。企業さん自体は社会貢献の1つとして捉えてもらっており、
利息などは考えていないのですが、みなし利息等があるのではとの指摘を受け
ご質問させていただきました。

今回の概要
1、当NPOは法人税上の営利事業7割、非営利事業3割の法人で、相手企業との業務の
　係わり合いはありません。
2、相手企業は特に利息は考えていないが、融資以外の税金などは避けたい。

No.764の擬似私募債も当てはまるのかとも考えたのですが、いまいち当NPOではどう
なるのかがわかりませんでしたので、このご好意をなんとか受け入れる方法はないか
ご質問させてください。よろしくお願いいたします。

橋本さん

一般的に企業が無利息で貸付を行った場合は、利息相当額を相手に
供与したものとみなされます。相手が役員等の利害関係者でなければ、
寄付金です。したがって寄付金の損金算入限度額以内かという問題に
なります。

実務上はそれが厳密に適用されるかどうかはケースバイケースです。
ただ、仮に利息が認定されるものとすれば無利息ではなく、少しでも
いいから利息を払っておくことをお勧めします。つまり現在は超低金利
の時代ですからいくら低金利であってもわずかでも金利を払っていれば
利益供与とみなされる可能性はありません。しかし無利息であれば利益
供与となりその場合に適用される認定利息は高くつく可能性があります。

　　　　　　　　　公認会計士・赤塚和俊

赤塚先生ありがとうございました。
こちらもわからない迷惑をおかけするよりは、
少しの利息をお支払いして問題を回避して、
先方さんのご好意を無駄にしないようにしたい
と思います。ありがとうございました。