NPOWEB

いつも参考にさせていただいています。
１月に障害者の共同住居について質問した者です。
昨年６月にNPO法人を設立する以前から、任意団体として
精神障害者福祉事業を行ってきました。
自治体の補助を受けている事業を柱に、会員からの会費を元に
通信発行などの自主事業も行っています。

そのうち、昨年１月から開始した共同住居の任意団体時代の会計について困っています。
共同住居事業の会計口座を作る際、手違いから、口座名は「事業所名＋代表者名」としたのですが、
登録住所を団体事務所ではなく、代表個人の住所で登録してしまいました。
（この口座は、７月頃にNPO名義の口座へ変更しています）

この場合、１月～５月決算で生じたNPOへの繰越金が、個人収益とみなされ、
代表者個人の確定申告や青色申告等の対象とされることがあるのでしょうか。
それとも、他の事業と同様、任意団体としての繰越金とみなされるでしょうか。

実態どおり、会としての活動であることをみなしてもらいたいのですが、
そのために必要な手続きなどありましたら教えてください。
ご教授の程お願いいたします。

こんにちは、月桂樹さん。税理士の脇坂です。

> そのうち、昨年１月から開始した共同住居の任意団体時代の会計について困っています。
> 共同住居事業の会計口座を作る際、手違いから、口座名は「事業所名＋代表者名」としたのですが、
> 登録住所を団体事務所ではなく、代表個人の住所で登録してしまいました。
> （この口座は、７月頃にNPO名義の口座へ変更しています）
> この場合、１月～５月決算で生じたNPOへの繰越金が、個人収益とみなされ、
> 代表者個人の確定申告や青色申告等の対象とされることがあるのでしょうか。
> それとも、他の事業と同様、任意団体としての繰越金とみなされるでしょうか。

税法は実質課税ですので、名義が個人になっていたとしても、実質的に団体の口座として使っていれば、団体の収支として考えて問題ありません。今回は住所だけ違っていたということでしょうからまったく問題ないでしょう。指摘されたときにちゃんと説明できれば、特に手続きなどは必要ありません。

脇坂先生、ご回答ありがとうございました。
安心しました。
今後とも参考にさせていただきます。よろしくお願い致します。