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5049の『理事長の役員報酬か給与か』という質問を読ませていただき、
それに付加する形での質問となります。

個人で有限会社を経営している者がNPO法人の理事長になる場合、同時に２つの法人から
給与（報酬）を受けることになりますがその場合なにか注意することなどありますか？

また、この場合でも『役員報酬としてか給与としてか』での違いは特にありませんか？
税法上のメリット・デメリットなどありましたら教えてください。
宜しくお願い致します。

こんにちは、安福さん。税理士の脇坂といいます。

> 個人で有限会社を経営している者がNPO法人の理事長になる場合、同時に２つの法人から
> 給与（報酬）を受けることになりますがその場合なにか注意することなどありますか？

源泉徴収税額には注意が必要です。おそらく有限会社で扶養控除等申告書（生年月日や家族の状況などを書くもの）を提出していると思われますので、NPO法人では源泉徴収を乙欄ですることになります。
源泉徴収の税額表を見ていただければ甲欄と乙欄では源泉徴収税額がだいぶ違っていることがわかると思います。扶養控除等申告書は主な給与の支払先１箇所でしか提出できず、扶養控除等申告書の提出がない場合には乙欄で源泉徴収がされることになります。
また、理事長は２箇所から給与をもらっていますから、２箇所の給与を合算して毎年３月に確定申告をする必要があります。

> また、この場合でも『役員報酬としてか給与としてか』での違いは特にありませんか？
> 税法上のメリット・デメリットなどありましたら教えてください。

特にありません。実態にあった方で考えていただければ良いのかと思います。

よくわかりました。
お手数をおかけしました、
ありがとうございました！