法人なのに社員へ支払い 投稿者:
黄葉 投稿日:2006/04/12(Wed) 14:11:00
No.5849
題名に苦慮しました。わかりづらくてすみません。
とある機関の仕事をNPO法人で請け負いました。
仕事が終わり、報酬を受ける段階になって、NPO法人ではなく社員に報酬を支払いたいと
その機関から連絡がありました。
もうすでに先方の年度をまたいでしまい、当方の社員数名に支払うよう源泉徴収まで
行っているようです。
そして報酬は当方の銀行口座に振り込まれるとのことで、会計上の処理をどうしたものかと
考えあぐねています。
当方としては、仕事に関わった社員に日当を支払う予定でいます。
どのように処理をするべきでしょうか。
なお、先方からの銀行振込ですが、現金でいただくことも可能かもしれません。
以上よろしくお願いいたします。
Re: 法人なのに社員へ支払い 投稿者:
税理士 脇坂誠也 投稿日:2006/04/17(Mon) 09:21:00
No.5850
黄葉さん、こんにちは。
> とある機関の仕事をNPO法人で請け負いました。
> 仕事が終わり、報酬を受ける段階になって、NPO法人ではなく社員に報酬を支払いたいと
> その機関から連絡がありました。
> もうすでに先方の年度をまたいでしまい、当方の社員数名に支払うよう源泉徴収まで
> 行っているようです。
> そして報酬は当方の銀行口座に振り込まれるとのことで、会計上の処理をどうしたものかと
> 考えあぐねています。
>当方としては、仕事に関わった社員に日当を支払う予定でいます。
> どのように処理をするべきでしょうか。
基本的な考え方として、その機関との契約が法人との間であり、法人が社員や外部の人に適当な人に委託したのであれば、法人に支払われるべきであり、個人との間の契約で、その仲介や手続きをNPO法人が代行したのであれば、個人に支払われ、そこから手数料などの形でNPO法人に支払われるべきものです。
個人との契約、支払であったが、入金は法人にされたという場合についての処理について述べます。具体例として、10万円の仕事であったが、1万円源泉徴収され、9万円の入金があったとします。
入金は本来個人にされるものを法人が受けたわけですので、(仮受金)となります。仕訳で言えば(借方)(普通預金)9万円(貸方)(仮受金)9万円です。
そのうち3万円をNPO法人が手数料としてとり、6万円を個人に支払ったとした場合には(借方)(仮受金)9万円(貸方)(普通預金)6万円(受取手数料or事業収入)3万円となります。
受取った個人の方は、確定申告が必要です。収入10万円、経費3万円、源泉所得税が1万円ということになります。