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日額表乙欄と丙欄の使い分けは? 投稿者:タッキーゆみこ 投稿日:2006/04/20(Thu) 08:46:00 No.5875
6178番のご回答に関して、1つ質問いたします。
源泉徴収税額表日額表の乙欄と丙欄はどういうふうに
使い分けるのでしょうか。
 因みに18年1月以降分の税額表では、乙欄使用の場合6%
の税率で徴収することになっております。
 以上よろしくお願いいたします。
Re: 日額表乙欄と丙欄の使い分けは? 投稿者:公認会計士 岩永清滋 投稿日:2006/04/20(Thu) 11:07:00 No.5876
タッキーゆみこさん

> 源泉徴収税額表日額表の乙欄と丙欄はどういうふうに
> 使い分けるのでしょうか。

 丙欄というのは、日雇い賃金のことをさします。日雇い賃金とは、日々雇い入れられる
人が労働した日又は時間によって算定され、かつ労働した日ごとに支払を受ける給与を
いいます。2ヶ月を越えて同じ支払者から支払を受ける場合は含まれません。毎日毎日
違う現場に行って仕事を行い、1日の終わりに給料をもらう形です。端的には
建設労務者などが朝仕事を求めて集まるというニュースなどをご覧になるかもしれませんが
その方々を念頭においた制度です。

 たとえば合計5日間働いて、最後の日に給料をもらう形は、日割計算ですから日額表には
なりますが、丙欄にはなりません。毎日もらっていないからです。丙でなかったら甲欄か乙
欄ということになります。

 甲欄か乙欄かは、その支払者に扶養控除申告書を提出しているか否かで判断します。
提出しておれば甲欄、提出しない場合は乙欄です。
 しかしこの扶養控除申告書というのはその人がもっぱら働いている職場に1箇所だけ
出すことになっているので、日額表適用者が扶養控除申告書を提出している例は少ない
と言えます。私が乙欄とお答えしたのはそのためです。

 おっしゃるように乙欄はもっとも税額が高くなっています。それはなぜかというと
乙欄の人は他に本業の仕事先があり、それに上乗せして乙欄の仕事をしているのだと
推定されるからです。したがって原則として確定申告が必要になります。仮に他に
所得がないか少なくて、源泉税がとられすぎならば、当然ご本人に還付されます。
Re: 日額表乙欄と丙欄の使い分けは? 投稿者:タッキーゆみこ 投稿日:2006/04/20(Thu) 13:16:00 No.5877
解りやすいご説明で、くすぶっていた疑問を解消していただき
ありがとうございました。今後ともご指導をお願い申し上げます。

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