職員の家賃負担について 投稿者:
岡田 投稿日:2006/06/14(Wed) 09:31:00
No.6094
はじめまして。
岡田と申します。
いつも、この掲示板を参考にさせていただいています。
さて、本題ですが
従業員兼理事であるAさんの住居を借りているのですが、
法人が家賃を払い、本人から半額を給料天引きしています。
この処理で税法上正しい扱いとなるのでしょうか?
Aさんは理事も兼ねているので、代表権を持っています。
税法上役員の場合も同じ扱いでよいのでしょうか。
また、この住居を借りるとき 家主さんはAさん個人と賃貸契約を結びたい
ということでしたので、借主はAさんとなっています。
法人事務所のそばにAさんに住んでもらうと都合が良いということで、
理事会でも総会でも承諾を得ていますが、
借主が法人でない場合、上記のような扱いではだめなのでしょうか?
ご指導よろしくお願いいたします。
Re: 職員の家賃負担について 投稿者:
税理士 脇坂誠也 投稿日:2006/06/16(Fri) 09:37:00
No.6095
岡田さん、こんにちは
> 従業員兼理事であるAさんの住居を借りているのですが、
> 法人が家賃を払い、本人から半額を給料天引きしています。
> この処理で税法上正しい扱いとなるのでしょうか?
NPO法人の預金口座から家賃を支払っているのですか?個人で契約しながらNPOで支払っているのはおかしい感じがします。家主さんはどのように申告しているのか(NPO法人に貸したという申告をしているのか、個人に貸したという申告をしているのか)気になるところです。契約どおり個人で支払って、NPO法人が、法人で使っている分を個人に支払うという形の方がすっきりすると思います。
半額であるかどうかは面積比など合理的な基準で使用割合が半々であれば良いですが、水道光熱費や電話代などの負担も考慮する必要がありますね。
>
> Aさんは理事も兼ねているので、代表権を持っています。
> 税法上役員の場合も同じ扱いでよいのでしょうか。
税法上も「役員」(使用人兼務役員にはなれません)になります。
Re: 職員の家賃負担について 投稿者:
岡田 投稿日:2006/06/16(Fri) 11:17:00
No.6096
脇坂先生 ありがとうございます。
説明不足で申し訳ありません。
家主さんは、転勤で海外に行っています。
5,6年は帰国されないというのでAさんの住居として借りたのですが、
日本に居ないので、法人と契約するのではなく、個人的知り合いであるAさんと
直接契約したいということで、家主さんとAさんの契約となっています。
法人の事務所は、店舗型のものを別の家主さんからお借りしています。
なので、社宅のように使用することを総会でも了承していただいています。
光熱費、電話代などはすべてAさんが支払っています。
> NPO法人の預金口座から家賃を支払っているのですか?
はい、法人の口座から支払っています。
家主さんが、どのように申告しているかはわかりません。
> 契約どおり個人で支払って、NPO法人が、法人で使っている分を個人に支払うという
> 形の方がすっきりすると思います。
この場合は、給料に住宅手当として加算するという処理でよろしいのでしょうか?
また、現状の方法で法人から家賃を支払っていく場合、問題となるのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
Re: 職員の家賃負担について 投稿者:
税理士 脇坂誠也 投稿日:2006/06/19(Mon) 15:56:00
No.6097
> 家主さんは、転勤で海外に行っています。
> 5,6年は帰国されないというのでAさんの住居として借りたのですが、
> 日本に居ないので、法人と契約するのではなく、個人的知り合いであるAさんと
> 直接契約したいということで、家主さんとAさんの契約となっています。
> 法人の事務所は、店舗型のものを別の家主さんからお借りしています。
> なので、社宅のように使用することを総会でも了承していただいています。
> 光熱費、電話代などはすべてAさんが支払っています。
>
> > NPO法人の預金口座から家賃を支払っているのですか?
>
> はい、法人の口座から支払っています。
> 家主さんが、どのように申告しているかはわかりません。
契約とお金の流れが逆であるというのはあまり好ましいとはいえないと思います。契約が変えられないのであれば、お金の流れを契約に合わせたほうがいいと私は思います。
> この場合は、給料に住宅手当として加算するという処理でよろしいのでしょうか?
それでかまいませんが、家賃収入(住宅手当)は給与の源泉所得税の対象にはなりませんので、別に支払う方がすっきりする感じがします。「住宅手当」はあくまで給与ですが、この場合はあくまで「支払家賃」です。
>
> また、現状の方法で法人から家賃を支払っていく場合、問題となるのでしょうか?
個人で支払うか法人で支払うかという問題では本来ありませんが、家主が海外勤務者ということは、20%の源泉徴収が必要になってきます。もし源泉をしていないような場合には、特に法人で借りていれば問題になる可能性が高いでしょうね。もっとも、個人であっても、自己の居住用以外であれば源泉は必要なので、どちらにしても家主に支払う家賃から源泉徴収20%はして、税務署に支払ってください。
Re: 職員の家賃負担について 投稿者:
岡田 投稿日:2006/06/28(Wed) 10:13:00
No.6098
脇坂先生 ありがとうございました。
総会の準備などでばたばたしておりお礼が遅くなり申し訳ありません。
先生にご指導いただいたように、理事たちに話をし、
契約どおりに個人で支払うようにしました。