NPOWEB

いろいろ調べたのですが自信が持てなく、初めて質問します。
ＮＰＯの事務局業務（事務）の一部を、地元行政と分担できるか、ということです。
法令上の問題は無いという声もありますし、私自身、問題を見つけられませんでした。
公務員の役員就任とは異なり、ＮＰＯの運営の一端を行政が担うという、NPOとしては
不自立的なことだと思いますので、どうかアドバイスをいただけませんでしょうか。
＜状況＞
①ＮＰＯの事務局はきちんと専従職員(名簿上2名、実質1名)を置いて設置しています。
②行政側でも、関連施策を推進する一つの手段として、連携・協働の意味で、ＮＰＯの
　事務を行政の業務として捉えて担えるか、検討してもらっています。
③他ＮＰＯとの公平性の確保は、議論の余地があると考えています。
④行政の職員の方は、ＮＰＯからは無報酬です。事務局長などの役職はありません。
⑤公務として行うということで、勤務時間中に事務を執るということになります。
⑥これまで連携してきた行政の担当課の課長さんは会員で、部下の方は非会員です。

行政に頼る気はありませんが、人手も資金も無く困っているところに、行政側から
今後の体制強化についてお話しがあり、行政から救いの手を考えてくれるとの話から
始まったものです。申し訳なく、ご迷惑をおかけしないか調べています。

山田　さん

１、ＮＰＯの事務局業務（事務）の一部を、地元行政と分担できるか

　　　　　→法令上は問題ありません。

２、そうすることの妥当性

　　　　　→法人格というのは、人々が集まって社会的活動をし易くするための「道具」です。その社会的道具が十分にその役割を果たすために、行政が助力することを敢えて否定する必要はないと思います。いろいろな形態の運営があっても良いではありませんか。それが社会にどのように「お役に立つか」ということが大事です。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　弁護士　浅野晋

ありがとうございました。不安やモヤモヤを払拭できました。
道具として活用してもらうという、積極的な考えで良かったのですね。
気を遣い過ぎ、結果的に消極的になっていたようです。
気付かないうちに付いてしまっていた目の前のウロコが、一枚落ちた気がします。

某所轄庁の担当者です。
勤務時間中に行政職員が特定のＮＰＯ法人のために事務を行うのであれば、
職務専念義務違反の可能性が出てきますので、当該行政機関の人事課等と事
前に打ち合わせを行い説明責任が果たせるようにしておくことが必要だと思
われます。