初心者のKさん、
シーズの鈴木です。浅野先生、Tさん、ご回答を有り難うございます。
初心者のKさんは法人化をご検討中とのことですね。
以下、それぞれのメリット・デメリットを簡単にご説明します。
株式会社は会社法が改正されて資本金の最低金額の規定がなくなりました。
設立はしやすいですし、監督もありません。
しかし、会費・寄付・助成金を含めて全ての収入に課税されます。
また、社会からの目という点では、非営利ではないということで
ボランティアや寄付者を集めにくいという点があります。
社団法人や財団法人は、公益法人制度改革により、設立の許可方法や要件が
変わりました。詳細な要件は政省令が決まるまで、不明です。
最新の情報は、シーズのNPOWEBニュースをご覧下さい。
http://www.npoweb.jp/news/news_info.php?article_id=2479新しい公益法人制度はが平成20年4月頃の施行の予定です。
旧来の公益法人の移行作業もあるので、現在は制度の移行期ということもあり、
新設の場合、今、申請してもすぐに法人化はできないと思われます。
NPO法人は書類を揃えて申請すれば「認証」されます。
選挙活動や宗教活動を目的とせず、10人の社員がいることなどが、
設立の要件です。資金は不要です。
法令に違反している疑いがあるとき監督庁からチェックされます。
法人税法上の収益事業のみに課税され、税率は普通法人並みです。
寄付や助成金は課税されません。
認定NPO法人になれば寄付者への税の優遇もあります。
浅野先生の仰るように、法人化せずに、
任意団体としても自由に活動できます。
NPO法人化のメリットは、契約の主体となれることや、
社会的信用力のアップが大きいでしょう。
一方、デメリットとしては、所轄庁や官公庁への届け出の手間や
法人住民税などでしょう。
シーズ発行の『新版・NPO法人ハンドブック』の31ページに法人の比較表を、
また55ページにNPO法人化のメリット・デメリットを掲載しています。
よろしければぜひご覧下さい。