出納担当者さん
こんにちは
収益事業を伴う活動を始めて3年が経過したNPOの出納担当です。現在は年間予算が1000千円程度で現金のみでの管理のため、小遣帳レベルの収支簿(事業別)をつけて管理しています。収益事業を行っていますので、該当する事業に関しては法人税の納税もしています。(年間の収支簿を税務署に持参して税務署の担当者に納付書を作成していただくことで申告を済ませてきました。)
これまではその期に支出したものはすべてその期の費用として計上して済ませてきたのですが、将来的に規模の拡大を考えているため、会計ソフトを利用して複式簿記での記帳を開始した方がいいのではと思っています。実際に今年度から移行する場合、実際に支出した期の費用としてきた法人税や所得税(アルバイトに賃金を支払っています)に関してどのような処理が必要でしょうか?
おおまかな質問で申し訳ありませんが、ご指摘をいただけないでしょうか?
きちんとプロのコンサルテーションを受けたほうがいいでしょうか?
所得税については、支払ベースで計算するので問題はありません。例えば、12月分の給与を1月10日に支払っているとすると、源泉所得税では1月分の給与と考え、12月までの年の給与とはしません。
法人税については、おっしゃるように現金ベースではなく、発生ベースになります。
もし、支払いのほうの問題だけであれば、今まで未払計上をしていなかったけれど、今期から未払計上するということで問題はありません(例えば、電話代を今まで未払い計上していなかったけれど、今期から未払い計上をするので、その期だけ13か月分を計上しても問題になりません)。
しかし、収入のほうも未収金があったのだとすると、ちょっとやっかいですね。
今期未収金を計上すると、13か月分の収入が計上されたりすることがあり、その分の税負担が出てしまうこともありますね。それでよければ、今期から未収計上するということでも問題はありません。
参考までに、未収金と未払金についてはブログにも書いています
http://blog.canpan.info/waki/archive/102http://blog.canpan.info/waki/archive/103です