NPOWEB

こんにちは。

いつも基本的な質問で恐縮ですが、また教えて下さい。

まず、私どもの法人は法人税法上の収益事業を営んでおります。未払法人税等というものをNPOの会計処理ではどのよう仕訳入力をしたらよろしいのでしょうか。財産目録等に反映する必要があるのでしょうか。

また、私どもは法人税法上の収益事業を営んでおりますが、県側の見解では全てが非収益事業に該当します。事業の種類は３種です。例えば事業がA、B、Cと３種ありましてA事業が法人税法上の収益事業だとします。現在は、A、B、Cの3種で区分経理をしておりますが、法人税法上の収益事業に該当しないB、Cの事業は区分せずに一緒に経理してしまってもよろしいのでしょうか。

どうぞ、ご教授下さい。
宜しくお願い申し上げます。

浦井さん

こんにちは

まず、私どもの法人は法人税法上の収益事業を営んでおります。未払法人税等というものをNPOの会計処理ではどのよう仕訳入力をしたらよろしいのでしょうか。財産目録等に反映する必要があるのでしょうか。

●未払法人税は計上してもしなくても構いません。計上しないということは、支払った来期に支出に計上するということです。
　計上するとすれば
　（借方）（租税公課）又は（法人税住民税及び事業税）
（貸方）（未払法人税等）
になります。
　未払法人税を計上すれば財産目録には当然記載しなければいけませんね。法人税×××円、法人県民税×××円・・・など内訳表示するのが好ましいと思います。

また、私どもは法人税法上の収益事業を営んでおりますが、県側の見解では全てが非収益事業に該当します。事業の種類は３種です。例えば事業がA、B、Cと３種ありましてA事業が法人税法上の収益事業だとします。現在は、A、B、Cの3種で区分経理をしておりますが、法人税法上の収益事業に該当しないB、Cの事業は区分せずに一緒に経理してしまってもよろしいのでしょうか。

ここでおっしゃっているのはA事業は法人税法上の収益事業だがNPO法上の特定非営利活動であり、B，C事業は法人税法上の非収益事業であり、NPO法上も特定非営利活動であるということですか？
その前提で言えば、所轄庁に提出する書類は、区分経理する必要はなく、A，B，C合算の収支計算書を提出すればいいです。NPO法で求めているのは、あくまでも「特定非営利活動」と「その他の事業」を区分することです。
一方、税務署に提出する書類には、所轄庁に提出する書類以外に、法人税が課税されるA事業だけを抜き出した「収益事業の損益計算書」が必要になります。
　これは全体の収支計算書からエクセルなどで作成されるのが一般的ではないかと思います。

NPO法上のその他事業と法人税法上の収益事業の言葉はごっちゃに使っている方が多いので、
http://blog.canpan.info/waki/archive/90
や
http://blog.canpan.info/waki/archive/92
を参照下さい