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書籍販売について 投稿者:前田 投稿日:2008/05/16(Fri) 18:26:04 No.7733
寄付で物品(書籍)をいただきました。
これを売ると収益事業になり課税対象になるのでしょうか?

また、このような物品についても、棚卸をする必要があるのでしょうか?
する必要がある場合、(製造原価や仕入れ価格がわからないので)
どの金額で棚卸を行うのでしょうか?

教えてください。
よろしくおねがいいたします!!
Re: 書籍販売について 投稿者:公認会計士 岩永清滋 投稿日:2008/05/24(Sat) 11:19:14 No.7760
収益事業にならないと思います。
お金でもらった寄附金と変わらないからです。
棚卸しですが、重要性が少ない場合はしいて行うことはないと思います。販売したときは、受贈物品売却収入など、もらったものを換金したのだということが明確にわかるようにしたらいいでしょう。
書籍販売について 投稿者:前田 投稿日:2008/05/27(Tue) 20:23:47 No.7786
税務署で聞いた所、
・”会員のみ”ではなく、広く一般に書籍を売っていること
・バザーなど一時的な販売ではなく、事務局での販売や、HP上での販売など、常に誰でも購入することができること

などに該当する場合、物販業になる、と言われました。
私たちの団体は、HP上で販売を行っていたり、事務所があり(人はあまりきませんが)、訪問された方には書籍の販売も行っていますので、収益事業かな…と思ってしまったのですが、他の解釈もあるのでしょうか?

また、棚卸については、税務署でも寄附で頂いたために価値がわからない、ということで棚卸は必要ない、やはり言われました。

何度も申し訳ありませんが、再度アドバイスを頂けますと幸いです。
Re: 書籍販売について 投稿者:公認会計士 岩永清滋 投稿日:2008/05/29(Thu) 07:29:33 No.7795
 税務署の説明は一般的には間違っておりません。
 ただ当初のご質問が、寄付でもらった書籍の販売と言うことでしたので、申告の必要はないと申し上げました。
 まず、現物でもらったとしても、寄付者が先に換金してお金でもらったにしても、寄付という実質はかわりません。
 また現物でもらったときに、厳密には時価で評価するのですが、この時価は販売価格であり、それを販売価格通りに売却したにしても、プラスマイナスゼロであって、利益は生じないことになって、同じことになります。土地や美術品のように時価が変動する場合は、この受入れ価格と販売価格の差が大きくなり、申告の必要性が出てきますが、書籍の場合は通常考えられません。
 さらに収益事業の判定には継続性というものがあり、単発的な行為は申告の必要性はありません。
 具体的な事実が、以上の話と違う場合は、また検討が必要になります。

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