NPOWEB

実はよく理解できないことがありまして、どこに相談していいのかわからず、そちらにメールした次第です。

こちらはNPOに事務局をおく組織です。
私のその会員で事務局員をしています。
そのNPOは、県がこの組織を立ち上げるのあたりプレゼンして引き受けることになり、NPO内に事務所を置くこととなりました。
そのNPOには専従の事務局員が、現在はひとりいます。（庶務的な仕事をしています）。

いままではそのNPOの理事２名、事務局員１名が事務局員をしていましたが、辞職し、事務局員は退職、今は当方だけです。
そのNPOで事務局員をしている人はおりません。

当方は、事業専従事務局員として動いておりますので、事務所に常勤していませんし、庶務的な仕事はいままで担っておりません。

今年に入り、会長も変わり新体制になった際、すべてを精査し、仕事、予算等見直して再スタートとなりました。
組織の事務局員が退職しましたので、
庶務的な仕事をそのNPO専従事務局員に担ってもらうことになりました。

その際、NPOの専従事務局員に、従来の仕事のうち、日常納入会計業務、会費の出し入れ等、電話対応、文書管理などを担ってもらうことで、要望をだしました。
（本来していた決算書作成や補助金申請などの業務は、担えないとのことでしたので、一般的な庶務の範囲で依頼し、会運営費についても時給と仕事時間、日数で具体的にして出しました）

昨日回答が来たのですが、そのなかで「電話応対、文書管理等の日常業務」はしない、電話を移設をしてください」という回答がきました。

(説明が長くなってすみません）

そこでですが、NPOは、いろいろな事業や事務所をそのなかに置くこともあると思います。
その際専従事務局員（会運営に携わる）が一人しかいない場合、事業ごとに電話応対や文書管理をする、しないなどということが、ありえるのでしょうか。

事務局員の仕事がさまざまな事業にわたる場合は、按分して予算・決算することになると思うので、物理的に一人しか専従事務局員を雇えないNPOの場合、会運営に携わる事務局員もそれに相当するのではないかと思うのですが。

庶務や会計担当者が、これはするけど、これはしない、という考え方が理解できません。
NPOの独自の運営方法なのでしょうか。

大変申し訳ないのですが、よければお教えください。

このままでくと、電話をもう１回線当方の自宅にひくことになりそうです。
そうなるとそのNPO内には電話もない事務局がある、という形に。
そのNPOの運営方法は、通常の運営と考えていいのでしょうか。
よろしくお願いします。
言葉足らずの場合は、お知らせください。

いろり番　さん

　殆どのＮＰＯ団体は、十分な視力があるわけではありませんから、事務局の人数も必要最小限しか置くことができません。

　従って、ＮＰＯ団体では、事務局は多種多様な事務をせざるを得ない、というのが通常かと思います。

　ＮＰＯ団体では、「庶務や会計担当者が、これはするけど、これはしない、という考え方」ではとてもやっていけないと思います。

　ただ、人には得手不得手がありますので、事務的なことはできるけれど、ＮＰＯの運動関係の事務はできないという人もいるかもしれません。

　その場合どうしたらよいのか？？？　　新たな人材を求めるのか、その人を教育するのか、説得するのか、一概には言えない問題のようにも思います。

　ただ、その方も、もっと積極的な姿勢がほしいですね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　弁護士　浅野晋
　

　

浅野様

返信ありがとうございます。
こちらの考えが「変」ではないということで、それは安堵しています。
積極的な関わり方が感じられないＮＰＯさんで、そこに事務所を置くことが規約にあり、こちらの総会後に、「電話対応」の件が明らかになってきたのでした。
そのＮＰＯの理事が、「来年は事務局を引き受けない」という態度を示しているということなので、目下事務所を他にうつそうという事もこちらの役員から話がでています。

いずれ志のある仲間と活動することが、結果としては長く続けていく方法となるのかなと思います。
重ねて御礼申し上げます。
ありがとうございました。