人格のない社団等の成立について 投稿者:
石原 投稿日:2008/11/28(Fri) 19:49:43
No.8177
初めまして石原と申します。
レアケースというか通常あり得ない?事なので確実な答えではなくても構いません。
A法人が新しい事業を始めるにあたり法人の内部にB部門を設けて運営を行っています。しかしこのB部門は「人格のない社団等」であると主張しています。
A法人の内部に設けているので当然事務所も従業員も同じです(従業員CさんがA法人の仕事とB部門の仕事を兼務)
普通に法人組織の一部としてB部門が存在すれば何の問題もありませんが、これが独立した団体であれば税務に限らず色々な法律で問題が生じると思います。
ちなみに、そのB部門に関して人格の無い社団等としての規約等はありません。労務、税務等に関する手続きや契約変更もしておりません。
形式的にも実質的にも独立した団体とは思えないのですが、この団体?が人格のない社団等として認められるのでしょうか?
Re: 人格のない社団等の成立について 投稿者:
弁護士 浅野晋 投稿日:2008/12/02(Tue) 11:32:29
No.8181
石原 さん
法人格のない社団(権利能力なき社団ともいいます)として認められるためには、それが団体としての組織を備え、多数決の原則が行われ、構成員の変更にもかかわらず団体そのものが存続し、代表の方法、総会の運営、財産の管理その他団体としての主要な点が規則(規約)によって確定していることが必要です。
最高裁判所の判例もこのような見解をとっています。
従って、ご相談のB部門は、法人格がない社団ではありません。
弁護士 浅野晋
Re: 人格のない社団等の成立について 投稿者:
石原 投稿日:2008/12/02(Tue) 23:24:20
No.8186
現在、人格のない社団等として運営していくことになりそうですが、もう一度検討したいと思います。
回答ありがとうございました。