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お金の借入について 投稿者:でんでん 投稿日:2008/12/12(Fri) 10:51:57 No.8202
NPO法人で介護関係の施設を運営している所の事務の者です。
冬季賞与を支払うにあたり、事業預金が少々減ります。年末、年始を迎えるにあたり、色々と物入りの時期、支出も多いのではないかと思い、少々心配しています。事業所としては、100万、200万とか沢山の金額を借入するほどの事ではないのですが… 
そこで、もしも支払とかでお金が足りなくて困る事になった時、その前に、NPOの理事or社員から借入金として金額を借入しても良いものなのでしょうか。その場合、もちろん借用証書とか必要になってくるとは思うのですが、どういう形の書類になるのでしょうか、教えて下さい
Re: お金の借入について 投稿者:弁護士 浅野晋 投稿日:2008/12/21(Sun) 11:37:29 No.8213
でんでん さん

 NPO法人が、その理事や社員から借り入れることは、法的には何ら問題がありません。
 ただ、もちろん返済できるのかどうかという一般的な問題は別です。

借用証書は、例えば次のようにしたらいかがでしょうか。なお、最低限、第1条と第2条は必要です。第2条の弁済方法は、見本ですので、実情に応じて適宜定めてください。

                   弁護士 浅野晋

   借用証書
○○○を貸し主、特定非営利法人△△△を乙として、次の通り契約する。
第1条 本日甲は乙に対し金○○○円を貸し付け、乙はこれを借り受けた。
第2条 本件貸金は次の通り弁済する。
 1 2009年○月末日を第1回として、○○○年○月まで毎月末日限り金○○円宛
 2 ○○年○月○日限り金○○円
第3条 乙が第21条の弁済を怠り、その額が○○円に達したときは、乙は甲からの催告によって期限の利益を失い、直ちに残額を支払うと共に、期限の利益を失った日の翌日から弁済済みに至るまで残額に対する年○%の割合(年365日の日割り計算)の損害金を付加して支払う。
第4条 利息は年○%の割合(年365日の日割り計算)とし、第2条所定の元金の支払い時に、それまでの経過利息を付加して支払う。
     ○○年○月○日

     (甲)

(乙)

 
Re: お金の借入について 投稿者:でんでん 投稿日:2008/12/22(Mon) 12:38:43 No.8215
ありがとうございました。大変参考になりました。

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