NPOWEB

任意団体から法人化するとき、どのように移行するのがよいでしょうか。法人化に伴い、事業が増えますが目的はほぼ変わりません。
ただ、設立と同時に代表と役員の一部が交代します。
解散して行こうするのと、既存の団体のまま移行するのとがあると聞きましたが・・・。

きむら　さん

　法人の設立の仕方についてはいくつかありますが、任意団体を法人化する場合には、いわゆる「法人成り」という設立形態を取るのが良いと思います。

　この「法人成り」の場合、団体としての継続性がありますので、任意団体の会員はそのまま法人化後の会の会員ですし、契約その他の法律関係はそのままの状態で移行します。

　このことは、以前に詳しく説明していますので、「法人成り」というキーワードで検索してください。（この頁の右上に検索欄があります）

　なお、「法人成り」でＮＰＯ法人を設立する場合、任意団体の総会とＮＰＯ法人の設立総会を兼ねた総会を開き、そこで当該団体をＮＰＯ法人として設立することを決議することが必要です。
また、任意団体の資産は、ＮＰＯ法人の財産目録では任意団体からの引継ぎ資産として計上する必要があります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　浅野晋

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　弁護士　浅野晋

回答ありがとうございました。
早速「法人成り」で以降していこうと思います。