NPOWEB

NPO法では、NPO法人の事業報告書は所轄庁で閲覧できるとあります。
認定NPO法人について、色々研究しています。
認定取得前、認定取得時、現在との決算状況の比較してみようと、閲覧を希望したところ、過去3年のものしか情報公開の対象としていないと言われました。

認定NPO法人制度ができた直後に認定NPO法人化した団体が、数回の制度改正を経ながら現在まで、認定となったことでどのように変わってきたかを決算書から見てみたいと思いました。
特に平成13年度、14年度頃の決算状況と平成19年度決算状況の比較をしたいのですが、平成17年度、18年度、19年度ものしか公開してもらえませんでした。

見たければ、情報公開請求をしないと無理と言う職員をくぐり抜け、見るだけならと特例として便宜を図ってくれた職員のもと
どうにか目的はかろうじて達成できました。

正々堂々とじっくり見返すために複写したりするためには、情報公開請求をしないとだめなのでしょうか？

nanohana　さん

このことに関し、特定非営利活動促進法２９条は次のように定めています。


（事業報告書等の提出及び公開）
第二十九条 　特定非営利活動法人は、内閣府令で定めるところにより、毎事業年度一回、事業報告書等、役員名簿等及び定款等（その記載事項に変更があった定款並びに当該変更に係る認証及び登記に関する書類の写しに限る。）を所轄庁に提出しなければならない。
２ 　所轄庁は、特定非営利活動法人から提出を受けた事業報告書等若しくは役員名簿等（過去三年間に提出を受けたものに限る。）又は定款等について閲覧の請求があった場合には、内閣府令で定めるところにより、これを閲覧させなければならない。

　従って、所轄庁の措置は法律上やむを得ないところです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　弁護士　浅野晋

浅野様
ありがとうございました。