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昨年度の予算で「積立金繰り入れ支出」という支出項目をたて積立をすることにしました。その会計処理ですが、当期収支増減額に積み立てた金額を計上するだけでいいのでしょうか。口座を設けて別にしているわけでもないので、積み立てた金額が正式な会計資料（貸借対照表・財産目録）にはどこにも記載されないのが気になって。総会では当期収支増減額の内訳を明記した資料を提示する予定ですが…。
よろしくお願いいたします。

ＹＵＩさんは書きました：
昨年度の予算で「積立金繰り入れ支出」という支出項目をたて積立をすることにしました。その会計処理ですが、当期収支増減額に積み立てた金額を計上するだけでいいのでしょうか。口座を設けて別にしているわけでもないので、積み立てた金額が正式な会計資料（貸借対照表・財産目録）にはどこにも記載されないのが気になって。総会では当期収支増減額の内訳を明記した資料を提示する予定ですが…。
よろしくお願いいたします。

本来は定期預金などにして別の口座にするというのが原則です。仮に期末までに間に合わなかった場合でも、翌期の早い時期に行う必要があります。この場合は期末時点では、同じ普通預金口座に積み立て部分も入っていると考え、決算の段階では一般資金の金額と、積立金の金額を分けて表示することが必要です。

仮に残高が不足してそのような処理ができないとすれば、そもそも予算がどうであれ、積立できなかったということになります。

早速のご回答ありがとうございました。
早急に積立金を別の口座に移したいと思います。

さて「一般資金の金額と、積立金の金額を分けて表示することが必要」とのことですが、具体的には以下のような記載でいいのでしょうか？

例えば２０万円を積み立てた場合…
貸借対照表　資産の部
　　　　　　　現金・預貯金（一般資金）　　○○○，○○○円
　　　　　　　現金・預貯金（積立金）　　　２００，０００円
財産目録　　資産の部
　　　　　　　現金・預貯金
　　　　　　　　現金　　　　　　　　　　　　　□□，□□□円
　　　　　　　　××銀行普通預金（一般資金）△△△，△△△円
　　　　　　　　××銀行普通預金（積立金）　２００，０００円
　　　　　　

例えば２０万円を積み立てた場合…
貸借対照表　資産の部
　　　　　　　現金・預貯金（一般資金）　　○○○，○○○円
　　　　　　　現金・預貯金（積立金）　　　２００，０００円
財産目録　　資産の部
　　　　　　　現金・預貯金
　　　　　　　　現金　　　　　　　　　　　　　□□，□□□円
　　　　　　　　××銀行普通預金（一般資金）△△△，△△△円
　　　　　　　　××銀行普通預金（積立金）　２００，０００円

基本的におっしゃる処理でいいと思いますが、流動資産の現金預金とは別に、固定資産の部に「○○特定積立預金」として表示する方が望ましいです。何にでも使える資金としての現金預金と明確に分けるという趣旨です。

お返事ありがとうございました。困っていたので助かりました。
もう少し質問があります。総会が迫っているので、お忙しいこととは存じますが何卒よろしくお願いいたします。

質問１.固定資産にするということは以下のような記載でいいのでしょうか？
例えば２０万円を積み立てた場合…
貸借対照表　資産の部
　　　　　　流動資産
　　　　　　　現金・預貯金（一般資金）　○○○，○○○円
　　　　　　固定資産
　　　　　　　車両用特定積立預金　　　　２００，０００円
財産目録　　資産の部
　　　　　　流動資産
　　　　　　　現金・預貯金
　　　　　　　　現金　　　　　　　　　　　　　□□，□□□円
　　　　　　　　××銀行普通預金（一般資金）△△△，△△△円
　　　　　　固定資産
　　　　　　　　車両用特定積立預金（××銀行普通預金）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００，０００円

質問２.予算だてをしていた積立金繰出支出とは別に、次期繰越金の一部を積立金にすることは可能でしょうか？　監査時には考えていなかったため、総会にて決算を訂正することになりますが、いいのでしょうか？

質問３.もし可能な場合、決算書の記載は以下のような記載でいいのでしょうか？
　前期繰越収支差額　　××円
　当期収支差額　　　　△△円
　車両用特定積立金　　○○円
　次期繰越収支差額　　□□円

以上よろしくお願いします。

質問１.固定資産にするということは以下のような記載でいいのでしょうか？
例えば２０万円を積み立てた場合…
貸借対照表　資産の部
　　　　　　流動資産
　　　　　　　現金・預貯金（一般資金）　○○○，○○○円
　　　　　　固定資産
　　　　　　　車両用特定積立預金　　　　２００，０００円
財産目録　　資産の部
　　　　　　流動資産
　　　　　　　現金・預貯金
　　　　　　　　現金　　　　　　　　　　　　　□□，□□□円
　　　　　　　　××銀行普通預金（一般資金）△△△，△△△円
　　　　　　固定資産
　　　　　　　　車両用特定積立預金（××銀行普通預金）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００，０００円

質問２.予算だてをしていた積立金繰出支出とは別に、次期繰越金の一部を積立金にすることは可能でしょうか？　監査時には考えていなかったため、総会にて決算を訂正することになりますが、いいのでしょうか？

質問３.もし可能な場合、決算書の記載は以下のような記載でいいのでしょうか？
　前期繰越収支差額　　××円
　当期収支差額　　　　△△円
　車両用特定積立金　　○○円
　次期繰越収支差額　　□□円

以上よろしくお願いします。

質問１については、その通りです。
質問２については、いろんな考えがあります。質問１の問題は、具体的な資産の区分の問題で、何にでも使える資金としての流動資産と、目的を限定して何にでも使える資金とは別の固定資産とを区分する問題です。
一方質問２は、計算上の数字である繰越金を区分して使途を特定した積立金とするという問題で、貸借対照表の正味財産の部に関する問題です。
原則的には、ＮＰＯ法は剰余金処分という考え方がないので、正味財産を区分するということを前提にしておりません。ただ法人が総会などで議決を経てそのような処理をした場合に、違法とまではいえないと思います。
処理はおまかせしますが、単に繰越金でおいていると見かけ上まずいといった感覚的なことですと、あまり意味はないと思います。

早速のご回答本当にありがとうございました。
とてもよくわかりました。悩んでおりましたのでとても助かりました。　いつも頼りにさせていただいております。これからもよろしくお願いいたします。