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現地NGOと日本のNPO法人の関係性について 投稿者:すがまき 投稿日:2010/04/02(Fri) 19:49:09 No.9174
国際協力活動をしている日本の某NPO法人が、海外現地でNGOを設立します。NPO法人から現地NGOに資金を送るようになるのですが、日本のNPO法人と現地NGOの関係性(別物の団体として処理するのか?)や、会計処理はどのようにしたらよろしいでしょうか?
Re: 現地NGOと日本のNPO法人の関係性について 投稿者:さだ 投稿日:2010/04/05(Mon) 07:13:38 No.9178
はじめまして。実際に同様のケースで活動している団体のものです。いくつか方法があると思いますし、活動国によっても何が適しているかは異なると思いますが、2つ例を書いておきますね。何か参考になればと思います。

1、全く別法人として認識
この場合は、会計上日本法人から現地法人に送金した時点で、会計上も切れます。つまり日本法人からすれば、ある目的のために、送金したあるまとまった額で、別の法人に業務委託するようなイメージになります。会計上送金時に切れるので、決算は楽です。ただしアカウンタビリティーが下がったりもします。また助成団体や国によっては難しかったりします。

2、日本法人としては支店として認識
現地法人からすれば、その国の法人だけで1つの法人なので、その現地法人の財産や活動の範囲はその国に報告をして、日本法人としては、日本法人の海外支店として認識するため、連結決算とします。決算は規模が大きくなると大変ですが、アカウンタビリティからみれば、分かりやすいとも言えます。

1も2も理事会を日本と現地に別に作る必要があります(この2つ以外に、「国際NGOの支店」として登記できる国もあり、その場合は新たに現地に理事会を作る必要はない。)が、その際に関係性をきちんと明記しておいた方がいいと思います。「対等に」というのは理念的には賛同しますが、そうすると、日本の法人の会員総会・理事会の理念と全く反した現地理事会が出来てしまった場合、すごく大変になります。。。また理念が同じでも、まともにやろうとすれば事務作業が膨大になります。

がんばってくださいね。

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