NPOWEB

轟木洋子様
国土交通省から敬遠されましたの投稿についてご意見ありがとうございました。
他の方からのご意見を待っていましたが、なさそうですから轟木様のご意見が常識なのかも知れないと考えていました。
ところが，国土交通省から当ＮＰＯ法人の顧問に就任できない根拠は、国家公務員倫理法にあるというのです。
しかも会員に同省と利害関係の在る建設業者が多く含まれているからだというのです。
同省からみれば建設業者は利害関係者であり名を連なるわけにはいかないという解釈でした。
ほんものの河川愛護の啓発には管理者の国土交通省と河川土木技術者のパートナーは不可欠です。
パートナーに学識経験者がいてこそ市民は安心して活動に参加できるのです。川を拠点に活動する以上は，素人集団は危険です。
それだけに河川管理者や河川土木技術者との密接な情報の交流に努めたいのです。
みなさん多くの意見を下さい。

はじめまして。

> ところが，国土交通省から当ＮＰＯ法人の顧問に就任できない根拠は、国家公務員倫理法にあるというのです。
> しかも会員に同省と利害関係の在る建設業者が多く含まれているからだというのです。
> 同省からみれば建設業者は利害関係者であり名を連なるわけにはいかないという解釈でした。
> ほんものの河川愛護の啓発には管理者の国土交通省と河川土木技術者のパートナーは不可欠です。
> パートナーに学識経験者がいてこそ市民は安心して活動に参加できるのです。川を拠点に活動する以上は，素人集団は危険です。
> それだけに河川管理者や河川土木技術者との密接な情報の交流に努めたいのです。

顧問でなければパートナーではない、ということではないと思いますが？

　私は、国や企業などに対してオルタナティヴを提示するところに、市民活動の良さがある思います。
そのため、NPO/NGOは、各団体ごとに、これが社会に対して良いことである、というミッションを明確にして、活動を行うべきだと思います。
　牧野さんのご意見を読んだところ、川についての専門家が集まる団体をおつくりになりたいようでした。
おもしろい試みだと思います。
　私は、川に対してもつ見方は、国や企業、各市民団体、各個人と、様々あると思います。　
ですから、牧野さんの考えるヴィジョンがどのようなものか、そのヴィジョンに賛同する人をどれだけ集められるか、が重要なのだと思います。
　牧野さんの言われるように、専門的知識のない市民団体は問題でしょう。
また、行政との密接な情報交流も大切だと思います。
　しかし、パートナーとなるということは、互いの考え方、活動を理解し、かつ依存しないということだと思います。
ですから、行政とパートナーを組むときには、牧野さんの団体と国の考え方を互いに理解することが、まず最初にすることだと思います。
もし、牧野さんの団体が行政の考えとは異なる考え方をしていらしたら、顧問として官僚を呼ぶ必要は薄れるのではないでしょうか。
　むしろ情報交流のためには、行政の方を顧問に就いてもらうよりも、行政の説明責任や透明性を求める方が重要ではないでしょうか。
また、専門家がいることが、市民が安心して活動できる条件ならば、その専門家を自前で育てることが本当は重要なのではないでしょうか。
　パートナーや協働は、相手がどのようなヴィジョンをもち、自分たちがいかなるミッションをもっているのかを前提にして、考えるべきだと思います。