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ＮＰＯ法人日本ウミガメ協議会です。当法人では、以前『ウミガメは減っているか』という図書を
制作し、販売してきましたが、出版社からの発行ではなかったので書店で流通させることが
できませんでした。今回、在庫がなくなることにより再版を検討していますが、この機会に
書店で流通させる図書を出版できる体制を、自前で持ちたいと思っています。どのようにすれば
よいのかご教示をお願いします。なお、所轄税務署には既に収益事業の開始を『物品販売』と
『図書の出版・販売』で申告しています。

くちみさん、

せっかくご投稿いただきましたが、シーズでは、あまり出版物の流通については専門
知識を持ち合わせず、きちんとしたお答えができそうにありません。

しかし、私も興味がありましたので、少しホームページで調べてみました。

付け焼刃で得た知識ですが、ホームページによると、一般書店で流通させるについて
は、国内に３８ある「出版販売会社」と契約することとなるようです。

そして、この出版販売会社の大手には、トーハン、日販（日本出版販売）があるよう
で、全国規模で書店販売されている書籍の多くは、このトーハンや日販の流通に乗っ
ているようです。

トーハンや日販のホームページを見ると、その仕組みなどが紹介されていますから、
参照されると良いかもしれません。アドレスは以下のとおりです。
http://www.tohan.jp/home/index.html
http://www.nippan.co.jp/index.html

なお、たいていのＮＰＯは、自分の組織でこうした出版販売会社と契約するのは大変
なのではないでしょうか。私の知っている例では、ＮＰＯは、一般の出版会社から出る
本の著者となって、販売は出版社に任して（ＮＰＯも宣伝はしていますが）、印税や原
稿料を受け取るという形を取っているところが多いように思います。

シーズ事務局・轟木　洋子